誤ったイメージの遺言 元気なうち専門家に相談を

遺言について「死ぬ間際に親族が集う席で言葉を絞り出して残すもの」のようなイメージをお持ちかもしれません。その場合、3人の利害関係のない証人の立会がないと法的な効果は生じません。その要件を満たさなくとも、相続人全員が遺志に従うなら実現することもありますが、相続人の中に認知症など判断能力に問題のある方がいれば、その問題への対応をしないうちは手続を進められません。そうでなくとも、普段からの親族間の不満などが話し合いの中で噴出し、遺産分割協議が纏らないことも多々あります。

そんな時に有効な遺言があると、簡単に手続が可能になります。逆に内容に問題のある遺言を残したため、相続人間でもめてしまうこともあります。自分も含め、衰えを感じてから慌てて将来について考え出すのが人の常なのでしょうが、法的に有効な遺言を残すために必要とされる判断能力の度合があるので、元気なうちに専門家に遺言などのご相談をされて将来に備えるのをお勧めします。

司法書士 村上 理樹
司法書士村上事務所
札幌市中央区大通西17丁目1-2
VPセンタービル
TEL. 011-676-6451

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